熱狂的なファンを持つ一方で、ネット上やライトな観戦層の間にはいくつかの根強い誤解が存在します。その最たるものが、「『おー明治』というタイトルの明治大学応援歌が存在する」という思い込みです。
実際には前述の通り、この曲の正式名称はあくまで明治大学校歌です。野球場やラグビー場のチャンス時、攻撃開始時、あるいは勝利の瞬間に歌われるため、多くの人が「応援専用の歌(チャンスパターン)」と混同していますが、厳密には「校歌のサビ部分が応援コールとして独立して昇華されたもの」が「おー明治」の実態です。
さらに、明治大学にはもう一つの象徴的な応援歌として『紫紺の歌』が存在します。「紫紺の旗の下に集う」というフレーズで知られるこの名曲や、トランペット隊が疾走感あふれるメロディを奏でる各種の明治大学チャンスパターン(「神風」「明治チャリ」「狙い撃ち」など)と校歌は明確に使い分けられています。ピンチを凌いだ直後や、ここ一番の極限状態においてのみ、切り札として校歌「白雲なびく駿河台」が選択され、あの圧倒的なリフレインへと突入する点に、伝統の格式が保たれています。