本作の物語を紐解く上で欠かせないのが、オープニング映像でも各キャラクターの胸元に刻まれた「キーワード(英語のタグライン)」です。彼らはそれぞれ逃れられない固有の苦悩を抱え、安息の地を求めてラストフレンズ シェアハウスへと引き寄せられていきました。まずは主要キャラクターの配置と、それぞれの人物像を整理します。
【ラストフレンズ 登場人物一覧と関係性の全体構造】
中心に位置するのは、周囲からの無償の愛と激しい執着の双方を一身に浴びる藍田美知留(長澤まさみ)です。美知留の中学時代の親友である岸本瑠可(上野樹里)は、密かに美知留へ同性愛としての激情を秘めながら自らの性自認に苦しみます。一方で、美知留の恋人である及川宗介(錦戸亮)は、極端な見捨てられ不安から暴力による支配(DV)をエスカレートさせていきます。
この歪な三角関係の外縁に立ち、緩衝材となりながらも自らの暗い過去に怯えるのが水島タケル(瑛太)であり、大人の余裕を見せつつ孤独を抱える滝川エリ(水川あさみ)が加わることで、シェアハウスという疑似家族のシェルターが形成されていました。 (出典: ラスト フレンズ 相関 図(Yahoo!ニュース))