店舗の棚を見渡せば、ゲームタイトルの覇権争いがダイレクトに可視化される。近年、爆発的な社会現象を巻き起こし、店舗の買取カウンターを最も賑わせているのが「ONE PIECEカードゲーム」だ。原作の圧倒的な知名度に加え、緻密に計算されたゲームバランスとパラレルカードの美術的価値が、ライト層から筋金入りのコレクターまでを一気に飲み込んだ。
対照的に、半世紀近い歴史の重みを誇る「マジック:ザ・ギャザリング」(MTG)は、知的な大人のホビーとして揺るぎない地位を保ち続けている。「ブラック・ロータス」に代表されるヴィンテージカードの高騰はとどまる所を知らず、店舗側にとってもMTGの取り扱い実績はそのままショップの格と信用を証明するバッジとなる。
ここに「カードファイト!! ヴァンガード」や「ヴァイスシュヴァルツ」で熱狂的なファン層をガッチリと掴む株式会社ブシロードのタイトル群が加わることで、実店舗のフロアは各タイトルの特色が火花を散らす百花繚乱の様相を呈している。