個人的な関わりを最小限に抑える「心理的バウンダリー(境界線)」の設定も不可欠だ。一対一での密室での対話を避け、常に第三者や上司を交えたオープンな場で会話を行うことで、後からの「言った・言わない」の議論を防ぐことができる。
また、臨床の現場では、認知の歪みにアプローチする認知行動療法(CBT)などの専門的アプローチが有効とされる場合があるが、同僚や上司が個人的に治療的介入を試みるのは極めて危険だ。個人の抱え込みを避け、人事部門や産業医などの専門窓口と連携しながら組織全体で対応する態勢を構築することが、共倒れを防ぐ最善の策である。