カーリングが「氷上のチェス」と呼ばれる所以は、1グラム単位の曲がりやスピード、数十手先を読む極めて高度な戦略性にある。その緊迫した盤面を統率するのが、日本代表として数々の快挙を打ち立ててきた藤澤五月だ。極限のプレッシャー下で見せるラストショットの集中力は息をのむ美しさを持つ。
藤澤率いるロコ・ソラーレは、北海道北見市常呂町から世界へ羽ばたいたクラブチーム。日本カーリング協会の強化指定を受けつつ、強豪ひしめく国際大会で結果を残し続けてきた。チーム全員が放つ温かい絆と気迫に満ちたプレイのバランスが、世界中のファンの心を掴む。
競技中の「そだねー」をはじめとするナチュラルなコミュニケーションや、タイムアウト時に見せる和やかな表情も魅力のひとつだ。厳しい勝負の世界で見せる純粋な情熱と笑顔のギャップこそ、彼女たちの人気が衰えない最大の理由と言える。