2026年の開催では、これまで一般に公開されることのなかった貴重なアーカイブが多数展示され、開幕直後から連日大盛況を見せている。今回の特別展示における最大のハイライトは、歴史に残るシリアルキラーたちが刑務所内で執筆した未公開の手記や、親しい者へ宛てた個人的な手紙の数々だ。丁寧な筆致で書かれた日常の雑感と、その裏に潜む冷酷な殺意との乖離は、見る者に背筋が凍るような衝撃を与える。
会場内は緻密な時間軸とテーマごとに構成されており、単にショッキングな出来事を並べるのではなく、犯罪史における重要な出来事を立体的に掘り下げる工夫が凝らされている。彼らが使用していた身の回りの品々や、事件当時の報道資料、捜査資料のレプリカなども展示され、当時の社会がどのようなパニックに陥り、どのように対応したのかを客観的に辿ることができる作りになっている。