Q1:イースター島にあるモアイ像の正確な総数は何体ですか?
A1:最新の学術データベース(EISP等)に公式登録されている総数は約900体から1,043体です。このうち約4割にあたる約397体が採石場ラノ・ララクに未完成または埋没状態で残されており、祭壇に立っていた像は約288体とされています。
Q2:なぜモアイ像には目が付いていないものが多いのですか?
A2:モアイの目は、祭壇に設置された最終工程で「白サンゴと黒曜石」によって嵌め込まれる神聖なパーツでした。しかし、部族抗争(フリ・モアイ)の際に霊力(マナ)を奪う目的で真っ先に破壊されたことや、風化によって脱落したため、現存する像のほとんどに目が残っていません。発掘された目の破片は現地の博物館に厳重保管されています。
Q3:モアイ像は最大の巨像でどれくらいの大きさ・重さがありますか?
A3:採石場ラノ・ララクの岩盤に彫りかけのまま残されている最大級の未完成像「テ・トコガ(エル・ヒガンテ)」は、全長約21.6メートル、推定重量は160〜200トンに達します。実際にアフ(祭壇)まで運ばれて立てられた完成像の中で最大のものは「パロ」と呼ばれ、高さ約9.8メートル、重さ約82トンを誇ります。
Q4:現在のイースター島のモアイ像はどのような危機に直面していますか?
A4:地球温暖化に伴う海面上昇と高波による海岸部のアフ(祭壇)の侵食、凝灰岩の風化、さらには草原火災による石像の表面劣化が深刻な課題となっています。ユネスコやチリ政府は保全ファンドを設立し、3Dデジタルアーカイブ化や物理的な保護コーティング技術の導入を進めています。