郷ひろみが2012年3月31日、56歳の節目に人生3度目の婚姻届を提出した相手が、当時32歳だった徳武利奈(とくたけ りな)さんです。四半世紀近い年齢差 24歳という数字は当時大きな話題を呼びましたが、彼女が単なる「年下の美人妻」にとどまらない類稀なバックボーンを持っていたことは、芸能界内部で広く知られています。
利奈さんの父親は、国鉄スワローズや中日ドラゴンズで強打の内野手として活躍し、引退後も中日やロッテでヘッドコーチなどを歴任した往年の名選手・徳武定祐(さだよし)氏です。勝負の世界で生き抜いた厳格な父のもとで育った彼女は、早くからプロアスリート家庭特有の規律や徹底した自己管理の尊さを肌で学んでいました。利奈さん自身もかつて芸能活動を行い、ドラマ『天国に一番近い男』などに出演した経歴を持ちますが、引退後は大手化粧品メーカー・コーセーの宣伝部で広報担当として勤務。社会人としての高い実務能力とビジネスマナーを身につけていた点が、後々の夫婦生活において極めて重要な意味を持つことになります。
二人の馴れ初めは2010年夏、知人を介した食事の席でした。当時、郷ひろみは2度の離婚を経て「もう二度と結婚はしないかもしれない」と周囲に漏らしていた時期。しかし、派手な自己主張を一切せず、周囲への細やかな気配りを徹底する利奈さんの佇まいに深く感銘を受けます。取材陣の間でも「スター・郷ひろみに媚びることなく、一人の大人の男性として実直に向き合った姿勢が彼の心を射止めた」と語り継がれています。徳武定祐氏への挨拶に際しても、郷は誠心誠意の姿勢を示し、かつてプロ野球界の重鎮であった義父からも全幅の信頼を獲得するに至りました。