口臭は健康な人であっても、時間帯や生活習慣、年齢によって大きく変動します。誰もが経験するのが朝の起き抜けに発生する生理的口臭です。就寝中は唾液の分泌量が日中の数分の一にまで激減するため、口内の細菌が爆発的に増殖します。朝一番に口をゆすがずに朝食を食べたり会話をしたりすると、強い臭いを周囲に放つ原因になります。
日中の息の乾きに悩む人に急増しているのが、唾液不足に起因するドライマウスです。ストレスや長時間のマスク着用による口呼吸、スマートフォンの長時間の使用による猫背姿勢(唾液腺の圧迫)などが重なり、自浄作用を持つ唾液が枯渇してしまいます。有効な口の渇き対策として、こまめな水分補給に加え、耳の下や顎の下をやさしくマッサージして唾液腺を刺激する習慣が推奨されます。
また、見落とされがちなのが子供の口が臭い原因です。小児期の口臭の大半は、アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大に伴う「慢性的な口呼吸」によって口内が乾燥することで生じます。鼻詰まりを解消して鼻呼吸へ導くことや、仕上げ磨きの際に噛み合わせの溝をしっかり清掃することが改善への近道となります。