モデラーやレーサーが最も気をもむのが、プラモデルの在庫状況とミニ四駆コースの利用環境です。全国的なキット不足や再販争奪戦が続く中、ホビーショップシグマは独自の販売スタンスを貫いています。
まずガンプラの入荷状況について、大手家電量販店で見られるような「早朝からの大行列」や「開店直後の瞬殺」といった混乱は抑制されています。これは店主が「本当に作りたい地元ファンや子どもたちへ届ける」という強い方針を堅持しているためです。具体的には、新商品や再販品における「お一人様1点限り」の購入制限はもちろん、購入時に外箱のテープ留めや転売防止の簡易加工を行うなど、徹底した転売対策が講じられています。そのため、棚から商品が完全に消える事態を防ぎ、定番のHGUCシリーズやMGの再販キットが不意に店頭に並ぶ光景が見られます。
スケールモデルやマテリアル関連の取扱商品も極めて充実しています。タミヤやハセガワ、青島文化教材社などのミリタリー・カーモデルをはじめ、GSIクレオスのMr.カラー、ガイアノーツの塗料、各種エバーグリーン製プラ材、精密ニッパーに至るまで、大型量販店では欠品しがちな玄人向けの消耗品が隙間なく陳列されています。
一方、同店の代名詞でもあるミニ四駆コースは、現在も店内にしっかりと設置されています。3レーン複合の立体コースは定期的にレイアウト変更が行われており、バンクやテーブルトップを組み合わせたテクニカルな仕様が特徴です。利用にあたっては以下のルールが徹底されています。
- パーツ保護とコース保護:過度なマスダンパーの突出や金属パーツの剥き出しによる路面損傷の禁止
- ピットスペースの譲り合い:工具やバッテリーの広げすぎを避け、混雑時は2時間ごとの交代制を推奨
- 安全管理:充電器の適切な管理と指定電源タップの使用
「速さだけを競うのではなく、マシンのセッティングを楽しむ場」として維持されており、休日は親子連れからベテランレーサーまで幅広い層が走行に興じています。