大手転職サイトやSNSのコミュニティで交わされる求職者の体験談を検証すると、「Word作成の手軽さに油断して初歩的なミスで選考落ちした」という苦い告白が多数寄せられています。
「Wordファイルをそのまま添付して送ったら、相手のパソコン環境でフォントが置き換わり、文字化けや改行ズレを起こしていた」「ダウンロードしたテンプレートの作成者情報(プロパティ)に前職の会社名が残っており、指摘されて赤面した」など、デジタル特有の盲点による失敗談は枚挙にいとまがありません。
外資系IT企業や国内大手メーカーの人事採用担当者への取材では、次のような本音が語られています。
「レイアウトが崩れたWordファイルを送ってくる候補者は、顧客向けの提案書や報告書でも同じミスをするリスクがあると判断します。Wordで作成したこと自体を評価するのではなく、提出時に相手の環境を想像してPDFに変換しているか、ファイル名が適切かといった配慮の有無を見ています」(東証プライム上場企業・人事マネージャー)