日本を代表する聖域である伊勢神宮や明治神宮に足を踏み入れると、背筋が自然と伸びる独特の清涼感に包まれる。ここで真の運気を呼び込むために欠かせないのが、古くから伝わる正しい参拝作法だ。鳥居をくぐる前の浅いお辞儀、参道の中央を避けて歩く奥ゆかしさ、そして手水舎での心身の清め。これら一つひとつの動作が神前へ立つ前の準備となる。
お賽銭を納める際にも、乱暴に投げつけるのではなく、賽銭箱の近くで滑らせるように静かに投入するのが嗜みとされる。「二礼二拍手一礼」の基本を守り、日々の感謝を述べてから自らの決意を誓う。お願いごとを一方的に押し付けるのではなく、自己の姿勢を正すことこそが参拝作法の神髄である。