『笑点』の歴史は、そのまま笑点 歴代メンバーの入れ替わりの歴史でもある。1966年の放送開始当初から現在に至るまで、司会者は以下のように交代してきた。
初代司会者は立川談志(1966~1969年)。その後、前田武彦、三波伸介、五代目三遊亭圓楽、桂歌丸、六代目三遊亭円楽、春風亭昇太と続く。この司会者の交代に伴い、出演者の並び順も微妙に変化してきた。特に五代目圓楽から歌丸、そして昇太へとバトンが渡る過程で、真ん中を守る司会者の「型」は不変でも、左右の配置には時代ごとの「役割分担」が反映されてきた。
例えば、歌丸時代には「いじられ役」としての林家木久扇が司会者のすぐ右に配置されることが多く、掛け合いの応酬が番組の核となった。一方、昇太時代になってからは、若手の桂宮治や春風亭一之輔が左端に配置され、従来のベテラン中心の構図から「新旧交代」が画面上でも明確に表現されるようになった。
この笑点 並び順 変遷は、単なるメンバー交代の記録ではなく、時代ごとの視聴者層や笑いの嗜好の変化を映す鏡でもある。昭和の「師弟関係」を色濃く残した並びから、令和の「実力主義」へ。その変遷を追うことで、日本の演芸界そのものの構造変化が見えてくる。