現在でこそ押しも押されもせぬトップ女優の地位を確立している波瑠ですが、その道程は決して平坦なエスカレーター式ではありませんでした。2006年にドラマ『対岸の彼女』で女優デビューを果たしたものの、当初はオーディションに落ち続ける辛酸を舐めたことを、過去のロングインタビューで本人が赤裸々に明かしています。
2007年からはティーン向けファッション誌『Seventeen(セブンティーン)』の専属モデルに抜擢。当時のセブンティーン時代はロングヘアでギャル風のメイクを試みることもありましたが、群雄割拠の誌面において模索が続きました。転機となったのは、雑誌『non-no』専属モデルへの移籍と、長年トレードマークだった長い髪をばっさりと切り落としたショートカットへの劇的なイメージチェンジでした。
ボーイッシュさと知的な女性らしさが同居するショートヘアにしたことで彼女の彫りの深い端正な顔立ちが一気に際立ち、オファーが急増。そして2015年、応募者2590人の中から勝ち取ったNHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン・白岡あさ役という最大のドラマ代表作に巡り合います。平均視聴率23.5%を記録した同作によって、波瑠はお茶の間における国民的女優としての認知度を盤石なものとしました。