サロン帰りの美しいスタイルを自宅でキープするためには、毎朝のブロー手順とベースとなるヘアケアの見直しが欠かせません。現場で数多くの大人女性を担当する美容師が教えるスタイリング詳細まとめとして、特に要望の多い前髪の補正法とホームケアの鉄則を整理しました。
顔の印象を8割左右すると言われるのが前髪のコンディションです。40代前髪くせ毛のセット法において、多くの人が犯しがちな間違いは「乾いた状態からヘアアイロンを当てる」ことです。毛根部分に生えぐせがついたまま毛先だけを伸ばしても、湿度や汗で根本から割れてしまいます。正解の手順は以下の通りです。
- 根元を地肌から濡らす:水または導入用ヘアミストを前髪の根元にしっかりと吹きかけ、指の腹で頭皮を擦るようにして生えぐせをリセットする。
- 左右から交互に温風を当てる:生えぐせと逆の方向(左から右、右から左)へ毛束を引っ張りながらドライヤーを当て、毛根の立ち上がりをニュートラルに戻す。
- 上から軽くテンションをかけて冷風で固定:粗めのロールブラシまたは手ぐしで軽く引き出しながら弱温風を通し、最後に冷風を5秒当ててキューティクルを引き締める。
また、根本的な40代うねり髪の対策として不可欠なのが、くせ毛に効くヘアオイルとシャンプーの厳選です。洗浄力の強すぎる高級アルコール系シャンプーは、大人世代に必要な頭皮の皮脂まで奪い去り、インナードライによるうねりを悪化させます。「ココイル加水分解コラーゲンK」や「ラウロイル加水分解シルクNa」といったアミノ酸・PPT系洗浄成分が配合されたものを選び、洗髪時から毛髪内部にタンパク質を補給することが肝要です。
アウトバストリートメントには、分子量の小さい植物油(アルガンオイルやホホバオイル)と、熱に反応して毛髪と結合する「エルカラクトン(γ-ドコサラクトン)」配合のオイルが極めて高い効果を発揮します。ドライヤー前の濡れた髪に均一になじませることで、ドライヤーの熱を味方につけて擬似的なキューティクルを形成し、湿気によるうねりを一日中ブロックしてくれます。