手軽で副作用の少ないツボ押しですが、誤った方法で行うと逆効果を招いたり健康を損ねたりする恐れがあります。高血圧対策としてのツボ押しを行う際は、以下の明確な注意点を厳守する必要があります。
第一に、「痛ければ痛いほど効く」という誤解を捨てることです。強すぎる力でグリグリと押し込むと、防衛反応として交感神経が刺激され、かえって血管が収縮して血圧が跳ね上がってしまいます。常に「痛気持ちいい」「心地よい」と感じる力加減を徹底してください。
第二に、食後30分以内、飲酒後、発熱時、および入浴直後の血圧が不安定な状態での強い指圧は避けてください。血流が急激に変化し、心臓や脳血管に予期せぬ負担をかける可能性があります。そして最も重要なのは、処方されている降圧薬を自己判断で減量・中止しないことです。ツボ刺激はあくまで日々の自己管理を支える補助手段と位置づけ、主治医の治療方針と併用することが鉄則です。