出産が近づくと、母体にはホルモンバランスの変化に伴う様々な前兆が現れます。代表的な兆候の特徴と正しい対処法を整理しました。
1. 臨月兆候おしるし(産兆)
子宮口が開き始め、卵膜と子宮壁が擦れることで生じる少量の出血です。茶褐色やピンク色の粘液状のおりものとして排出されます。おしるしから数時間〜数日以内に陣痛が来るケースが多いものの、おしるしが来ないまま本陣痛を迎える妊婦も珍しくありません。
2. 破水陣痛兆候見分け方
「陣痛」は規則的な子宮収縮による下腹部や腰の強い痛みであり、痛みの間隔が10分以内(初産婦)または15分以内(経産婦)になった段階で産院へ連絡するのが一般的です。一方、「破水」は胎児を包む卵膜が破れて羊水が流れ出る現象です。尿漏れと混同されがちですが、自分の意志で止められない水のような液体が無色または微黄色の温かい状態で出続ける場合は破水を疑います。破水は細菌感染のリスクがあるため、入浴を避け直ちに産院へ向かわなければなりません。
3. 胎動減る出産間近の真偽
巷では「胎動が減ると出産間近」と語られることがありますが、医学的には注意が必要です。胎頭が骨盤内に固定されることで大きな回旋運動は減少しますが、胎動が完全に消えることは出産直前であっても絶対にありません。もし胎動を全く感じない、あるいは明らかに弱くなった場合は、胎児機能不全の危険なサインである可能性があるため、迷わず産院へ連絡してください。