川崎のぼる原作のテレビアニメ『いなかっぺ大将』(タツノコプロ制作)は、青森から上京してきた柔道少年・風大左衛門(通称:大ちゃん)が巻き起こす痛快下町コメディです。トレードマークの赤ふんどし姿で「〜でごわす」「キャット空中三回転」といった名フレーズとともに大暴れする大ちゃんのキャラクター性は、高度経済成長期の日本に強烈なエネルギーを注入しました。
『大ちゃん数え唄』は、単なるアニメのオープニングテーマにとどまらず、風大左衛門という少年の生き様そのものを3分弱の楽曲の中に完璧に凝縮しています。純朴で一本気、失敗しても涙を拭いて立ち上がる泥臭いバイタリティ。アニメのオープニング映像と完全にシンクロした楽曲展開は、当時の子どもたちの心に深く刻み込まれました。