坂口良子さんの芸能界入りのきっかけは、1971年に開催された集英社主催の「ミス・セブンティーンコンテスト」での全国優勝でした。当時高校1年生だった彼女の愛くるしいルックスと天真爛漫な魅力は瞬く間に芸能関係者の目を引き、翌1972年にドラマ『アイちゃんが行く』の主演で本格的な女優デビューを飾ります。
1970年代のグラビアやブロマイド写真で見せた屈託のない笑顔は、当時の若者世代を熱狂させました。「清純派トップアイドル」としての人気を博しながらも、坂口さんは単なるアイドルにとどまらず、卓越したコメディセンスと細やかな感情表現を兼ね備えた本格派女優へと急速にステップアップしていきます。
飾らない人柄と愛嬌あふれるキャラクターは共演者やスタッフからも絶賛され、昭和のテレビドラマ界になくてはならない国民的女優としてのポジションを不動のものにしました。