本作の最大の魅力は、メンバー5人の作家性やボーカルアプローチが際立つソロ楽曲と、新たなステージへの決意を示したアルバム曲の構成力にあります。
Disc 1の1曲目を飾るリード曲「movin' on」は、歪んだギターリフとアグレッシブなエレクトロダンスビートが交錯するヘヴィなナンバーです。10周年という大きな節目を終え、「過去の栄光に安住することなく、未知の荒野へと進み続ける」という強い意志が込められた歌詞は、当時のメンバー自身の心境と重なり合います。サビで繰り返される力強いフレーズは、変化を恐れず挑戦し続ける嵐のフィロソフィーを鮮烈に象徴していました。
メンバーソロ曲一覧と音楽的アプローチ
- 大野智「静かな夜に」(Disc 1・Track 6)
卓越したボーカルコントロールと透明感溢れるファルセットが際立つR&Bバラード。静謐なメロディの中で魅せる超絶技巧のフェイクと、ライブでのしなやかなコンテンポラリーダンスはファンの間で伝説と化しています。 - 櫻井翔「T.A.B.O.O」(Disc 1・Track 8)
警察官をモチーフにした挑発的なリリックと高速ラップ、重厚なキックが炸裂する攻撃的ダンスチューン。タブー(禁忌)を冒す大人の色気と狂気を表現し、櫻井のソロキャリアにおける最高傑作のひとつとして現在も絶大な支持を誇ります。 - 相葉雅紀「Magical Song」(Disc 2・Track 4)
ファンキーなディスコビートとオートチューンを効かせたキャッチーなポップソング。発光する衣装とハットを用いたステージ演出は会場全体を多幸感で包み込み、相葉の持つ天真爛漫なエンターテイナー性を極限まで引き出しました。 - 二宮和也「19924##111」(Disc 2・Track 2)
二宮自身が作詞・作曲を手掛けたピアノ主体の温かなポップナンバー。曲名の暗号(携帯電話のトグル入力で「あ・り・が・と・う」「す・き」などを意味する仕掛け)に象徴されるように、ストレートな言葉に独自の照れ隠しと深い愛情を織り交ぜた名曲です。 - 松本潤「Come back to me」(Disc 2・Track 8)
エレクトロポップとゲームサウンドを融合させた近未来的なアップテンポナンバー。ライブではワイヤーアクションや巨大LEDスクリーンと同期したフライング演出を取り入れ、松本が牽引するステージ演出の最先端を提示しました。