Q1:ニホンモニターとビデオリサーチのCMランキングは何が違うのですか?
A1:集計の基準が異なります。ニホンモニターのランキングは「契約している企業の社数」を重視して集計しており、「何社の顔になっているか」というタレントの汎用性・信頼度を測る指標になります。一方、ビデオリサーチは主に関東・関西など特定エリアで「実際にテレビ放送されたCMの露出秒数や回数」を集計しています。出稿量の多いメガスポンサー数社と契約しているタレントは、社数が少なくてもビデオリサーチの露出量ランキングで上位に入る傾向があります。
Q2:なぜ一度CMが増えたタレントは、さらに増え続けるのですか?
A2:広告業界における「実績の信用補完」が働くためです。多くの大手企業がすでに起用しているという事実は、他社にとって「厳しい身辺調査やコンプライアンス審査を通過したお墨付き」となります。スポンサー企業同士が互いの審査結果に相乗りする形となり、1社が起用すると追随するようにオファーが重なり、短期間で10社を超える現象が発生します。
Q3:歴代のCM女王と現在のトップタレントで、求められる資質に変化はありますか?
A3:大きく変化しています。1990年代から2000年代にかけてのCM女王(飯島直子、上戸彩など)は、視聴者を圧倒するビジュアルの華やかさや、時代を牽引するファッショナブルなアイコンとしての役割が強く求められていました。対して現在は、SNS社会による「炎上リスクの排除」が最優先項目となり、華美な派手さよりも「誠実さ」「親しみやすさ」「家族的な安心感」が最重視される時代になっています。