ひとくちに「ダニ」と言っても、屋内で人を刺すダニには主にツメダニとイエダニの2種類が存在し、その生態には大きな違いがあります。
ツメダニは屋内のチリダニを捕食するダニで、人を吸血はしませんが、誤って人を刺して体液を吸います。刺されてから半日〜2日ほど経ってから猛烈なかゆみと発赤が現れる「遅延型アレルギー反応」を起こすため、刺された瞬間に気づくことはほぼありません。虫刺されのかゆみのピーク期間は刺されてから2〜3日後に訪れ、1週間以上かゆみが続くことも珍しくありません。
一方のイエダニは、ネズミや鳥類に寄生する吸血性のダニです。寄生主が死んだり巣を離れたりすると、吸血相手を求めて人を襲います。こちらは刺された直後から強いかゆみが生じ、吸血部を中心に大きな発疹が広がります。