個人でソフビを量産する場合、金型制作と成型工程は国内の国内工場へ委託するのが一般的だ。
日本の伝統的な玩具製造業が集積する東京都東部や埼玉県には、いまも熟練の成型職人が存在する。スラッシュ成型は金型内に液状ゾルを満たし、過熱して内壁に一定の厚みの膜を作った後、余分な液を排出する技法だ。手作業による絶妙な温度調整と引き抜きタイミングが、気泡のない滑らかな成型品を生み出す。
気になる初期費用だが、パーツ数3〜4点のスモールサイズ(約10〜15cm)の場合、銅金型代で約15万〜25万円。成型単価は1個あたり数百円程度だ。小ロット(50個〜100個)から引き受けてくれる工場を見つけることが、個人ブランド立ち上げの最初の関門となる。