来園後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、一般にはあまり語られない注意点を明記しておく必要がある。
第1の盲点は、「入園料金を払えば園内の果物が何でも食べ放題になるわけではない」という点だ。果物狩りはすべて品種ごとに別料金が設定されており、かつ収穫した分を量り売りで買い取るシステム(いちご狩りなど一部の食べ放題プランを除く)が基本となっている。農園に入れば自由に木からもいで食べられると誤解して訪れると、受付でギャップを感じることになる。
第2の盲点は、「東エリアと西エリアを結ぶ園内移動の体力的ハードル」だ。園内を走るロードトレインは有料(1回数百円程度)かつ運行ダイヤが限られているため、タイミングが合わないと小さな子どもを連れて徒歩で長いスロープを上り下りすることになる。ベビーカーの持参や、歩きやすいスニーカーの着用は必須条件と言える。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
現代の家族レジャーや余暇動向を分析すると、浜松フルーツパークが提供している価値の本質は「完璧にお膳立てされたテーマパーク」ではなく、「自然の中で適度な自由と体験を自分たちで組み立てるアグリパーク」であることがわかる。この前提に基づき、向いている人と慎重になるべき人の境界線を提示する。
【選んで間違いのない人】
・未就学児から小学生の子どもを、低予算で思い切り外遊びさせたい保護者
・美味しい焼きたてピザや地元のワインを、気取らない青空の下で楽しみたいグループ
・ピクニックシートやポップアップテントを持ち込み、時間に追われずのんびりした一日を過ごしたい層
【訪問を再検討したほうがよい人】
・ディズニーランドやユニバーサル・スタジオのような派手なアトラクションや完璧なキャストサービスを求めている人
・園内を歩くのが困難で、完全バリアフリーや最短動線の快適さのみを重視するシニア単独旅行
・完全な雨天時に、一日中屋内で遊び倒せる場所を探している人