光すら脱出できない暗黒の深淵、最新観測が暴く宇宙最大の謎の正体

光すら脱出できない暗黒の深淵、最新観測が暴く宇宙最大の謎の正体

光すら脱出できない暗黒の深淵、最新観測が暴く宇宙最大の謎の正体の全貌を詳しく解説してご紹介します。

一方、宇宙空間からの観測を主導するNASA(アメリカ航空宇宙局)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡やチャンドラX線観測衛星は、宇宙初期に誕生したモンスターたちの暴走を克明に記録している。ビッグバンからわずか数億年しか経っていない幼少期の宇宙で、太陽の数十億倍もの質量を持つ超巨大ブラックホールが次々と発見されているのだ。

「なぜこれほど短期間で巨大化できたのか」という謎は、天体物理学の従来のシナリオを揺るがしている。周囲のガスや星を凄まじい勢いで飲み込み、光速に近いプラズマジェットを銀河外へと噴出する様子は、銀河の誕生と星の形成を制御する「宇宙の彫刻家」としてのブラックホールの真の姿を物語る。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。