この前衛的でありながら自然と融和する建物を手掛けたのは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の新館設計などで世界に名を馳せる谷口吉生だ。直線美を極めたミニマルなフォルム、透明感あふれるガラスのファサードは、まさに現代建築の傑作と呼ぶにふさわしい。
過剰な装飾を削ぎ落とし、柴山潟の景観そのものを借景として取り込む構造美。2階に併設されたカフェスペース「まちカフェ」からも、湖面を一望しながら地元の食材を使ったスイーツや軽食を堪能できる。建築ファンが建物のディテールを眺めるためだけに遠方から足を運ぶ理由も、現地に立てば即座に納得できるはずだ。