Q1:夕張市の借金は2026年度で本当にすべて完済できるのですか?
A1:はい。2007年度に策定された財政再生計画に基づく赤字解消特例債(約353億円)は、2026年度(令和8年度)末の最終返済をもって完了する見通しです。通常発行されている一般の市債残高は残りますが、国の特別管理下にある再建計画上の債務は完済となります。
Q2:なぜ国は夕張市を救済せず、ここまで厳しい返済を求めたのですか?
A2:安易な国の救済(徳政令)を行うと、全国の自治体にモラルハザードが広がる恐れがあったためです。「自らの放漫財政の責任は自らで再建する」という地方自治の原則を厳格に適用し、制度上のルールに従って過酷な再生計画が履行されました。
Q3:借金完済後、高かった住民税や水道料金はすぐに安くなりますか?
A3:即座に大幅値下げとなる可能性は低いと見られています。財政再生団体から脱却した後は市民税の超過課税見直しが検討されますが、老朽化したインフラ更新費用の捻出や、半減した人口による税収基盤の脆弱性を踏まえると、慎重な段階的調整が進められる見通しです。