【土木用語】法尻とは?法肩との違いや勾配計算・崩壊対策を徹底解説

【土木用語】法尻とは?法肩との違いや勾配計算・崩壊対策を徹底解説

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道路土工構造物の中で、法尻は最も水が集まりやすく、かつ土圧の応力が集中する「力学的弱点」です。豪雨時における斜面崩壊の多くは、法尻付近からの洗掘(侵食)や地下水浸透によるすべり破壊を起点として発生します。

道路土工要綱に準拠した設計では、適切な法尻処理と排水工の配置が義務付けられています。

切土部では、斜面を流れ落ちる表面水と地下からの湧水を受け止めるため、法尻に沿ってU型側溝(法尻小溝)を配置し、速やかに本線排水路へ導きます。盛土部においては、斜面内部に浸入した雨水を排出する暗渠排水管の出口を法尻部に設け、盛土内の水位上昇による間隙水圧の上昇を防ぐ設計が標準です。

排水処理を怠ると、法尻地盤の支持力低下を招き、斜面全体が円弧状に崩れ落ちる大規模な円弧すべり崩壊を引き起こす危険性が跳ね上がります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。