東出氏の手腕が爆発的な支持を集めた舞台が、世界的人気アプリ『Fate/Grand Order(FGO)』です。メインシナリオの初期から深く関わり、第1部では第1章「オルレアン」や第3章「オケアノス」、第5章「イ・プルーリバス・ウナム」を執筆。群像劇の交通整理とテンポの良い戦闘展開で基盤を支えました。
特にシナリオの評判を決定づけたのが、以下のエピソードです。
・第1.5部「悪性隔絶魔境 新宿」:
名探偵シャーロック・ホームズの宿敵「ジェームズ・モリアーティ(新宿のアーチャー)」を主軸に、悪属性サーヴァントとの共闘と哀愁漂う裏切りを描き、プレイヤーに強烈な印象を刻み込みました。
・第2部 第1章「永久凍土帝国 アナスタシア」:
第2部の開幕を飾る異聞帯の過酷な物語を担当。失われるべき世界の切なさと、主人公たちが背負う覚悟を真正面から描き出し、第2部の方向性を決定づける名作となりました。
・第2部 第6.5章「死想顕現界域 トラオム 或る幻想の生と死」:
カドック・ゼムルプスとの共闘、シャルルマーニュ十二勇士の絆、クリームヒルトとジークフリートの愛憎など、膨大なキャラクターが交錯する王道バトル群像劇を完璧にまとめ上げ、「屈指の完成度」と絶賛を浴びました。