重大な事故を防ぎ、安全に親知らずを抜歯するためには、症例の難易度に応じた適切な医療機関の選択が不可欠です。
歯科用CT検査によって親知らずが神経や血管に近接していることが判明した場合や、完全埋伏骨性智歯(骨の中に完全に埋まっている状態)などの難症例は、一般的な歯科クリニックではなく、口腔外科を備えた総合病院や大学病院での処置が強く推奨されます。
大学病院などでは、事前の詳細な画像診断はもちろん、麻酔科医の立ち会いのもとでの全身麻酔管理や、1泊2日〜数日間の入院抜歯に対応しています。入院管理下であれば、術後の出血や急激な腫れに対しても24時間体制で即座に点滴投与や救急処置が行えるため、リスクを最小限に抑えることが可能です。