ポインセチアは一年草ではなく、上手に手入れを続ければ何年も楽しめる低木です。適切なポインセチアの冬越し方法を実践し、翌秋に美しい苞を再現するためのロードマップを解説します。
春を迎えた4月中旬〜5月中旬は、ポインセチアの植え替え時期となります。冬を越した株は、各枝の節を2〜3節残して思い切ってバッサリと切り戻します(強剪定)。一回り大きな鉢に水はけの良い観葉植物用培養土(または赤玉土小粒7:腐葉土3の配合土)で植え替えることで、初夏から旺盛に新芽が吹き出します。
そして最大の関門が、秋に行うポインセチアの短日処理方法です。ポインセチアは、日照時間が短くなる(夜が長くなる)ことで花芽を作り、葉を赤く変化させる「短日植物」です。室内の人工照明(蛍光灯やLED)の光が夜間も当たっていると、植物は「まだ昼間だ」と認識し、いつまでも葉が緑色のまま冬を迎えてしまいます。
9月中旬から約40〜50日間、毎日夕方5時から翌朝9時までの16時間、段ボール箱やすっぽり覆える黒いビニール袋を被せて完全な暗黒状態(隙間からの光も遮断)を作ります。朝9時になったらカバーを外し、しっかりと日光に当てます。この地道な日長管理を継続することで、プロの温室品と見紛うばかりの深紅のグラデーションが完成します。