KAT-TUNがJ-POPシーンに残した最大の金字塔といえば、2006年の鮮烈なメジャーデビュー作『Real Face』だろう。スガシカオ作詞、B'zの松本孝弘作曲という異例のタッグによって生み出された同曲は、ミリオンセラーを記録。CD、DVD、アルバムの3作同時リリースという前代未聞の試みは、音楽ビジネスの常識を覆した。
現在、音楽レーベル「Storm Labels」へと受け継がれる彼らのサウンドアイデンティティは、王道のポップスとは一線を画すヘヴィなギターリフやヒップホップ要素を大胆に取り入れた点にある。少年性と危うさ、そして圧倒的な攻撃性を融合させた音楽性は、後続の男性アイドルグループの表現の幅を大きく押し広げた。