アクロバティックな技が過激化する一方で、安全対策の強化も急ピッチで進んでいる。日本国内で競技普及を支える日本チアリーディング協会や、世界的な基準を策定するUSAチアは、危険度の高い技に対する制限や指導者の資格制度を厳格化させた。
特に頭部損傷を防ぐプロトコルは一変した。脳震盪の疑いが少しでもあれば直ちに演技をストップさせる徹底ぶりが、現在の大会現場では当たり前となっている。安全の担保があってこそ、選手たちは恐怖心を克服し、極限のパフォーマンスに挑むことができる。日本の強豪チームも、寸分のブレもない同期性と高い安全基準を両立させ、世界選手権で圧倒的な存在感を示している。