特別な消毒液が手元にない場合でも、決して慌てる必要はない。一般的な洗濯用洗剤に含まれる界面活性剤(洗剤)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスの外膜(エンベロープ)を溶かして破壊する強力な作用を備えている。
ウイルスは脂質二重膜に包まれているため、洗剤の分子が触れることでその構造が瞬時に崩壊する。洗剤を規定量投入し、通常のコースで洗濯機を回して排水・すすぎ・乾燥を行うだけで、布地に残留する活性ウイルスはほぼ完全に除去される。すすぎの回数を減らす「節水モード」や「短時間すすぎ」を避け、十分な水量でしっかりとすすぎ切ることがポイントとなる。
洗い終えた後の乾燥プロセスも極めて重要だ。日当たりの良い屋外で日光に当てて完全に乾かすか、家庭用衣類乾燥機やコインランドリーの乾燥熱を利用することで、残留するリスクを徹底的に排除できる。生乾きの状態で密閉空間に放置することは、衛生面だけでなく二次汚染のリスクを招くため避けなければならない。