インターネット上の掲示板やSNSで「イーアス高尾」を検索すると、「空いていて穴場」「日常の買い物には最高だが若者向けアパレルが少ない」「テナントが入れ替わった」といった多様な口コミや評判が見受けられます。こうした利用者の生の声と現場の実態を突き合わせると、いくつかの明確な特徴が浮かび上がってきます。
現地を継続的に観察していると、開業当初に想定されていた「広域からのレジャー客」中心の集客から、確実に「八王子西部・相模原北部エリアの生活インフラ」としての地位を確立している様子が確認できます。利用者が絶賛するポイントは以下の3点に集約されます。
- ワンフロアの回遊性の高さ:2階建ての低層構造のため、エスカレーターやエレベーターの待ち時間が極めて少なく、目的の売り場へ素早く到達できます。
- スーパー「三和」の存在感:1階の核店舗であるスーパー三和は、売場面積が非常に広く、新鮮な生鮮食品や惣菜が揃っています。折り込みやアプリで配信される三和のチラシを目当てに訪れる固定客が平日の午前中から絶えません。
- 生活定番ブランドの集約:無印良品とニトリ(ニトリ デコホーム)が揃っており、家具・雑貨・収納・衣類まで一通りの住まい関連品が同一モール内で完結します。
一方で、「都心のファッションビルに入っているような最新トレンドブランドを期待すると肩透かしを食らう」という意見も事実です。しかし、これは施設の衰退ではなく、地域住民のリアルな需要に合わせた「生活密着型モールへの適応」を果たした結果と言えます。