えのき茸がダイエッターから絶賛される最大の理由は、その独特な有効成分にある。栄養学の研究者が特に注目しているのが、キノコ特有の複合食物繊維「キノコキトサン(キトグルカン)」と「エノキタケリノール酸」だ。
キノコキトサンには、小腸の中で食事から摂取した余分な脂質を包み込み、消化・吸収を阻害して体外へ排出する強力なブロック作用がある。さらに、コレステロールの代謝を促して血液をサラサラにし、内臓脂肪の蓄積を防ぐ。一方のエノキタケリノール酸は、交感神経を刺激してアドレナリンの分泌を促し、すでに体についてしまった体脂肪の分解・燃焼酵素をアクティブにする。「新しい脂肪を阻止し、古い脂肪を燃やす」という二重の作用が、体内で同時に働く仕組みだ。