現代人の生活様式の変化に伴い、足の障害は多様化している。特に靴文化の発達や長時間のデスクワーク、運動不足によって増大しているのが、足の指が地面から浮いてしまう「浮き指」や、親指が変形する「外反母趾」といったトラブルだ。
整形外科学の専門家らで構成される日本足外科学会でも、こうした足指の変形や接地不全がもたらす全身への弊害について活発な議論が行われている。足指が浮いていると、重心が踵側に偏り、結果として猫背や反り腰などの不良姿勢を誘発する。一見無関係に見える頭痛や自律神経の乱れも、足元のアンバランスが引き金となっている事例が相次いで報告されている。