「グラクソ」「スミス」「クライン」というそれぞれの名が示す通り、同社の歴史は19世紀に遡るいくつもの合併劇によって形作られてきた。かつて合弁を繰り返して誕生した組織は、各エリアで強固な基盤を築き、世界トップクラスの規模を誇る製薬会社へと結実した。この歴史的な背景を知ることで、現在の事業再編の意図がより明確に浮かび上がる。
欧州発の経済ニュースでも頻繁に取り上げられている通り、同社は一般用医薬品(OTC)事業であるヘイルオンの分離独立を完了させた。これにより、ハイリスク・ハイリターンのバイオ医薬品開発にリソースを集中させる構造が完成。大規模合併の時代を経て、現在は「選択と集中」のフェーズへと完全に舵を切っている。