団体の垣根を超えたコンペティションの盛り上がりも見逃せない。厳格なアンチドーピング体制と長い歴史を誇り、真摯に肉体を追い求める選手たちが集う日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)。その格式高い舞台で頂点を目指す者がいれば、自由でエンターテインメント性に富んだ演出で急成長を遂げるFWJ(Fitness World Japan)のコンテストに挑む者もいる。
FWJの先に見据えるのは、世界最高峰のプロ資格であるIFBB PRO LEAGUEへの切符だ。日本人選手がプロカードを獲得するニュースはもはや珍しい出来事ではなくなり、競技者たちの視線は最初から国内ではなく世界標準へと注がれている。自らの信念に基づき、どのステージで己を証明するのか。選手たちの選択そのものが、日本の筋肉シーンに豊かな厚みをもたらしている。