家庭でフルーツと牛乳を混ぜても、なぜか阪神梅田駅の味を完全再現することはできません。その秘密は、計算し尽くされた独自の配合比率と「氷の削り方」にあります。
ベースとなる果実は、みかんの缶詰、黄桃の缶詰、生のバナナ。ここに牛乳、練乳や砂糖、そして極小サイズに砕かれた「クラッシュアイス」を投入し、短時間で一気にミキシングします。果肉感をほどよく残しつつ、細氷が全体をキンと冷やすことで、濃厚な甘みがありながら後味はすっきりと喉を通っていきます。
そして名物となっているのが、カップの縁ギリギリまで注ぎ込む「表面張力」のパフォーマンスです。ミキサーから溢れんばかりに注がれるジュースを受け取り、こぼさないようその場で口を近づけて最初の一口をすする瞬間こそ、梅田を訪れた実感を最も強く味わえるエンターテインメントと言えます。