カラオケでこの難曲を歌いこなしたいと願う人は多いものの、途中で声がかすれたり、サビの高音で失速してしまうケースが頻発します。越智志帆の突き抜けるボーカルを再現するには、いくつかの明確な技術的ポイントを押さえる必要があります。
まず決定的なのは、「喉締めを避け、深い腹圧で声を押し出すこと」です。この曲のサビは高い音域が連続するため、喉だけで叫ぼうとすると1コーラスで声帯を痛めてしまいます。みぞおちから下腹部にかけてしっかりと息を吸い込み、太い息の柱の上に声を乗せる感覚が欠かせません。
さらに、母音をやや広めに開き、野生味のある発音を意識することも重要です。綺麗に歌おうとしすぎず、言葉の頭にアタック感を効かせることで、原曲が持つドライブ感が再現できます。ブレス(息継ぎ)のタイミングがタイトなため、休符の瞬間を見逃さず瞬時に肺へ空気を送り込むリズミカルな呼吸管理が成功の鍵を握ります。
【プロの結論】この曲を歌うのに向いている人・選曲を見送るべき人の特徴
向いている人:チェストボイス(胸声)が力強く、高音域でも声を張るのが得意な人。会場を一気に盛り上げたい人や、ストレスを発散して全身全霊のパフォーマンスをしたいステージに向いています。
見送るべき人:喉声になりがちで高音を裏声に逃がす癖がある人、あるいは長時間の歌唱で喉のスタミナに不安がある人。無理に地声で引っ張り上げると喉を痛めるリスクが高いため、キーを2〜3個下げるか、まずは発声の基礎を整えてから挑むのが賢明です。