どれほどの歳月が流れようとも、この問題が沈静化しない最大の理由は、ひとりの人間の命が失われたという事実の重さにある。ET-KINGのメンバーとして多くの人々に愛されたTENNさんの急逝は、遺族やファンにとって永遠に癒えることのない傷となった。
『週刊文春』によって公表された遺書の文面には、妻への愛情と同時に、自身の無力感や苦悩が切々と綴られていた。騒動発覚当初、真相を秘匿しようとした遺族の葛藤や、その後に公表に踏み切った苦渋の決断は、世間の共感と怒りを呼んだ。どれほど二人が現在の生活を再構築しようとも、遺族が抱える喪失感の前に、世間の冷ややかな視線が完全に消え去ることはない。