このトレード劇をさらに複雑かつスリリングにしているのが、スクーバルの代理人を務める巨頭スコット・ボラス氏の存在だ。スクーバルがフリーエージェント(FA)権利を獲得する時期が近づく中、ボラス氏が狙うのは投手史上最高額規模のメガコントラクトである。
ドジャースがトレードを成立させるためには、単にタイガースとの合意だけでなく、スクーバル本人との長期延長契約をセットでまとめる必要があるかもしれない。資金力豊富なドジャースとはいえ、贅沢税( Luxury Tax )の上限や後払い契約の構造を巧みにコントロールしなければならず、舞台裏の法務・財務チームの攻防は極限の緊張感に包まれている。