ネット上の掲示板やSNSでは、ライブに参加したファンから「CD音源をそのまま流しているのかと思った」「口から音源以上のものが出ている」という賛辞が飛び交います。しかし、音響設備が整ったレコーディングスタジオと、風や湿度の影響を受け、観客の熱気で酸素濃度も低下するライブ会場とでは、喉にかかる負担は雲泥の差です。
現場取材を行う音楽ライターやツアースタッフの証言によると、「真に生歌が上手いアーティスト」には明確な共通点が存在します。それはリハーサルの段階からマイク乗りが全く異なる点です。一流のボーカリストは、マイクのゲイン(感度)を過剰に上げずとも、芯のある声が自然にミキシングコンソールへ飛び込んできます。
大手チケット売買サイトやレビュープラットフォームに寄せられた一般ファンの実体験検証でも、久保田利伸やMISIA、玉置浩二の公演後は「音響の不備すら歌声でねじ伏せていた」「アドリブのフェイクが生歌であることを証明していた」といった驚きの声が圧倒的多数を占めます。近年ではMrs. GREEN APPLEのスタジアムツアーやAdoのワールドツアーにおいても、激しいステージ演出の中で乱れぬピッチと圧倒的音圧を披露し、ネット上の懐疑論者を実力で黙らせる事例が相次いでいます。