読者が最も気になる「なぜ過密スケジュールのなかで太らないのか」という疑問に対し、有村さんが実践しているのは短期間の極端な断食ではなく、代謝を落とさない日常の食習慣です。インタビューや過去の手記で彼女自身が明かしている通り、かつては無理な食事制限によって体調を崩したり、肌荒れに悩まされた経験がありました。その失敗を経て行き着いたのが、「内臓を冷やさない」「血糖値を乱高下させない」という2つの鉄則です。
まず朝のルーティンとして、白湯や常温のハーブティーを口にし、就寝中に下がった深部体温を速やかに引き上げます。冷たい飲料は一切避け、撮影現場にも自前の保温ボトルを持参することはスタッフの間でも有名です。食事内容では、酵素を豊富に含む発酵食品(味噌汁、納豆、キムチなど)と旬の温野菜を主食の前に摂取する「ベジタブルファースト」を徹底。白米を完全に抜くのではなく、食物繊維やビタミンが豊富な玄米や雑穀米、あるいは焼き芋などの良質な複合炭水化物を少量取り入れることで、脂肪を燃焼させるエネルギー源を確保しています。
「食べないダイエット」は筋肉量を減らし、基礎代謝の低下とリバウンドを招きます。有村さんのスタイル維持は、しっかりと良質なたんぱく質(鶏むね肉、赤身魚、大豆製品)を補給しながら、胃腸への負担を最小限に抑える「内側からのクレンジング」によって成立しているのです。