指の第一関節の痛みを鎮めるための基本は、「安静固定」「消炎」「保護」の3要素です。炎症のピーク期に無理に指を揉んだり引っ張ったりするマッサージは、微細な骨折や軟骨破壊を助長するため厳禁です。
■ 指関節のテーピング方法(痛みを劇的に減らす巻き方)
第一関節が曲がる際の負担を物理的に軽減するため、市販の伸縮性粘着テープ(幅12〜15mm程度)を使用します。 第一関節を中心に、指を軽く伸ばした状態で関節の上下を斜めにクロスするように2〜3周巻き付けます。この際、強く締め付けすぎると指先の血流障害(鬱血・チアノーゼ)を引き起こすため、「関節の曲げ伸ばしを制限しつつ、指先の色が変わらない程度の適度なテンション」を保つことが大切です。水仕事が多い方は、防水仕様のシリコン製指関節サポーターを活用するのも優れた選択肢となります。
■ 外用薬・湿布薬の賢い使い分け
指の第一関節は皮下組織が薄いため、経皮吸収型NSAIDs(ロキソプロフェンナトリウム、ジクロフェナクナトリウム、フェルビナクなど)のゲル剤やローション剤、あるいは密着性の高い薄型テープ剤が有効です。患部に直塗りすることで、胃腸障害などの全身性副作用を抑えつつ局所のプロスタグランジン生成を遮断し、ズキズキとした痛みを鎮静化させます。