月橋渡がアンダーグラウンドな爆発力を持つ一方で、京都の「公の顔」として揺るぎない地位を守り続けているのが京都府広報監まゆまろです。
2011年に開催された「第26回国民文化祭・京都2011」のマスコットとしてデビューしたまゆまろは、京都の伝統産業である西陣織や丹後ちりめんの原料となる「繭(まゆ)」をモチーフにしています。推定年齢約2000歳という悠久の時を生きる設定でありながら、好奇心旺盛で何にでもチャレンジする愛らしい所作で、府民の間で不動の人気を獲得しました。
多くの自治体キャラクターが大型イベント終了とともに露出を減らし、倉庫に眠る運命をたどるなか、まゆまろ現在の活動状況は極めて精力的です。国民文化祭の終了後、その卓越した人気と功績が認められ、京都府から正式に「京都府広報監」という役職に任命されました。これは民間企業で言えば常務広報部長クラスに匹敵する重職であり、単なるマスコットではなく京都府の広報宣伝における最高責任者の一翼を担っています。
2026年現在も、府庁での公式行事はもちろん、府内の学校訪問や防犯啓発、さらにはデジタル発信まで公務員顔負けのスケジュールをこなしています。京都府の公式発表資料や広報誌でも「府民と行政の架け橋」として毎号のように登場しており、15年以上にわたり第一線で愛され続ける稀有な公務員キャラクターとして、自治体広報の模範例となっています。