岐阜県金山町は合併後どう変わった?筋骨めぐりと巨石群の真実を追う

岐阜県金山町は合併後どう変わった?筋骨めぐりと巨石群の真実を追う

岐阜県金山町は合併後どう変わった?筋骨めぐりと巨石群の真実を追うに関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

岐阜県金山町観光を語るうえで外せないのが、全国的にも極めて珍しい路地景観を体験できる筋骨めぐりです。「筋骨(きんこつ)」とは飛騨地方の言葉で「複雑に入り組んだ細い路地」や「路地が張り巡らされた街の骨格」を指します。江戸時代、飛騨街道金山宿として栄えたこの地は、馬瀬川と飛騨川が合流する狭隘な地形に家々が密集したため、民家の軒下や水路の上を縫うように公道が立体交差する特異な町並みが形成されました。

一歩足を踏み入れれば、清らかな湧水を利用した共同水場「かわど」や、昭和の面影を色濃く残す木造建築群が広がり、まるで昭和30年代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。地元ガイドの案内で歩くツアーは「生活道路を住民の許可を得て静かに巡る」という絶妙な地域合意のもとで運営されており、観光公害(オーバーツーリズム)とは対極にある温かな交流が高く評価されています。

街並みのノスタルジーから一転、町の北東部に広がるのが、圧倒的なスケールを誇る金山巨石群です。なかでも妙見神社境内に位置する岩屋岩陰遺跡をはじめとする3つの巨石群は、調査研究によって「縄文時代の人々が太陽の運行を観測し、暦を割り出すために意図的に配石した天体観測所」である可能性が極めて高いと指摘されています。夏至や冬至、春分・秋分の時期に巨石の隙間から差し込む光の筋景観は、古代人の天文学的知恵の深さを物語り、歴史ファンやスピリチュアルな旅を求める層から圧倒的な支持を集めています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。