マンガを単なる娯楽ではなく、研究対象かつ学問体系としての「マンガ学」へと高めた功績は計り知れない。その中心にいたのが、学長も務めた漫画家の竹宮惠子氏である。少女マンガ界の巨匠として知られる同氏が築いた理論的・実践的基盤は、今も学内に深く根付いている。
この学術的成果を象徴するのが、大学と京都市の共同事業である京都国際マンガミュージアムだ。膨大な収蔵資料と貴重な原画アーカイブは、世界中の研究者やファンを引き寄せる聖地となっている。ここでは過去の名作を研究・保存するだけでなく、現代のクリエイターが新たな表現を生み出すためのインスピレーションの泉として絶えず活用されている。