自然素材の温もりと、シリンダー構造による力強い射出感を味わえるのが、日本の伝統工作「竹水鉄砲」だ。ホームセンターの工作用竹材や、100均の園芸用竹支柱、クラフトキットを活用すれば誰でも手軽に製作できる。
構造は、水を取り込んで押し出す「筒(シリンダー)」と、水を押し出す「押し棒(ピストン)」の2つのパーツで構成される。筒の先端の節(ふし)の中央に直径2ミリ前後の穴を開け、反対側は節を切り落として空洞にする。押し棒の先端には布(綿ネルやガーゼ)を巻き付け、タコ糸で頑丈に縛ってピストンヘッドを形成する。
竹水鉄砲の性能を左右する心臓部は、ピストンの密閉性だ。布に適度な湿り気を与え、筒の内径に隙間なくフィットさせつつ、スムーズにスライドする絶妙な厚みに調整する。先端を水につけて押し棒を引けば一瞬で水が装填され、力任せに押し込むことでスナイパーライフルのような細く鋭い水流が一直線にターゲットを射抜く。